カチオン電着塗装とは、導電性のある水溶性塗料を入れた電着槽内に被塗装物を浸漬し、電気的に塗料を被塗装物に付着させ、焼付け乾燥を行い硬化させ塗膜とする塗装技術です。被塗装物を電着槽内に浸漬することから、全面に均一な塗膜を形成することが可能です。塗膜 は非常に高い防錆性能を誇ります。
又、カチオン電着塗装を下地として、液体(溶剤)/粉体塗装による仕上げ塗装を行なう事により、優れた防錆性能と多彩な外観を併せ持った製品を提供することが可能です。
・カチオン電着塗装の特徴
- エポキシ系塗料を使用したカチオン電着塗装では、防錆性の優れた塗装塗膜が得られます。
- カチオン電着塗装はつきまわりが優れているので、塗装残しがありません。
- カチオン電着塗装は塗膜のタレ・ワキ・溶け落ちがありません。
有機溶剤で希釈しない粉末状塗料を用いて、空気を媒体とし静電気を利用して被塗装物に付着させ、加熱により一様な被膜を形成させる塗装方法塗料のロスが少なく厚塗りが可能ことから、高級感のある外観、高耐食性能を必要とする塗装商品に最適です。
又、被塗物に付着しなかった塗料を回収再使用することが出来るため、環境にもやさしい塗装技術です。
有機溶剤で希釈した塗料を用いる一般的な塗装で、商品の用途に合わせた塗料と塗装方法を選択する事により、多種多様なお客様の御要
望にお答え致します。
・塗料仕様
- アクリル樹脂系塗料
- ポリエステル樹脂系塗料
- メラミン樹脂系塗料
- ウレタン樹脂系塗料